玉掛け技能講習の再教育を実施!

平成30年5月29日・・・

資格を取得して概ね5年経過した工事長を中心とした再教育を実施しました。

取得後の法令の改正に対応する事や玉掛け技術の能力向上を目的としています。

日頃、若年者の教育ばかり・・・と思われているかもしれませんので(苦笑)

今回は、大手ゼネコンさんが主催、東京と広島から講師の方に来ていただきました。

玉掛けとは・・・クレーン・巻き上げ機などに物を掛け外しする作業の事です。

法令以上の表記は、平成2年以前は『玉掛』と『玉掛け』が混在していましたが、

以後は『玉掛け』が統一表記になっています。(玉掛用具・玉掛治具など熟語は送り仮名を略されます)

近年は、研修会や講習会等に参加していたり・・・現場を巡回していると・・・

安全知識の付け焼刃の若い監督さん・安全担当者が『玉掛け』はどうのこうの・・・

『玉外し作業』はどうのこうの???と指導しています。

『玉掛け』とは、元々物を掛け外しする作業の事です。

『玉外し』などと言う言葉は無いのですが・・・(苦笑)困ったものです・・・

二階建ての小さな住宅の現場のパトロールにて・・・

一人でクレーンを使い荷揚げしているベテランの運転手さん・・・

材料を玉掛して、クレーンを操作して、ベランダに行ってワイヤーを外し・・・大変そう!!!

と・・・なりたて安全専任さんが、大ベテランの運転手さんに、

『クレーンと玉掛けの資格証を確認させてください!!!』

運転手さんが怪訝な表情で『これがクレーンの資格証です』・・・『玉掛けは・・・』

担当者『えっ!玉掛け無いの???』『すぐ作業を中止して下さい!!!』(怒)

かわいそうに・・・と思い・・・私も確認するとクレーン運転免許を昭和51年に取得・・・

『安全専任さん!この人は無資格じゃないですよ・・・昭和53年以前のクレーン運転免許には玉掛け技能講習相当の資格を有していますから・・・』

『ですね!運転者さん?』無口な方、説明出来る自信もあまりないので・・・だんまり・・・

専任『えっ!?・・・』『・・・そうなんですか?』・・・私『はい』・・・

技術・技能も安全管理も・・・生涯学習です。

役職は、社内での権限・権力を与えてくれますが、公(おおやけ)が認めてくれるとは限りません。皆初めからは出来ません。積み重ねキャリアアップが必要です。

よく『会社の看板・役職が無くなった時、初めてその人の能力・実力が解る』と言われます。

定年して看板・役職がなくなっても・・・

携帯電話が鳴り、スケジュール帳埋まるような人になれたら・・・と

昭和は、55歳定年・・・平成は、55歳まだまだ発展途上・・・という事で・・・

2018.05.29  | カテゴリー:ハマサキ便り