濱崎組

『建築とは何か』 考察 ⑤




住まいは3軒建てなければ、満足のいく家にならない・・・

なんて言葉を良く聞きますが、

あん時の軒(=アントニオ猪木)なんて駄洒落を言いながら、やっぱり欲しかったネ

と後悔してしまうのが、《けん ではなく、のき》ではないでしょうか。(筆者雑感)




 

上部の写真の様に、外壁面から飛び出している屋根が全くない(=軒が無い)家は、

とっても現代風でスマートな印象ですネ







しかしながら、神社やお寺の様に日本の古来からの建築には必ずほぼ長い軒がでています。

軒(=ここでは庇も同様)の役割が結構重要だったからに他ありません。



1) 軒を長く出す事によって、まず建物の外壁面が保護されます。

雨が直接建物に当たらず、浸水のダメージから守ってくれます。


2) また、日差しの調整効果があります。夏の真上からの日射を遮り

冬の斜めからの太陽の光と熱を上手く取り入り事が出来るのです。


3) あるいは、軒先の外から居室の内までの空間を利用する事で

縁側を設け新しい憩いの場として住まいにゆとりが生まれます。





今、住宅を建てる場合に義務付けられている『瑕疵担保保険』の仕様では、

建物の外周に施した通気通路から空気を上昇させて軒裏から換気しなさい、とあります。


もちろん、現代の技術面からすれば、防水効果の向上や外壁の汚れ対策等々 建物保護も

きっちり完備されているのでしょう、でも長い目で建物のメンテナンスを考えた時に、

” あ ん 時 の 軒 ”  になるのかもしれませんネ



筆者は更に、軒(=庇)がある故の風流さを感じます。

落語 『浮世床』には、将棋を指しながら駒を動かす度に駄洒落を言い合いしていきます。

【歩】を指して、、、「ふさしの下の雨宿り」なんてねぇ~ 

御跡が宜しいよーで(笑)








全国安全週間準備期間  に入りました。

工事現場において、安全に対する意識と職場の安全活動のより一層の向上に取り組む週間です







軒が ”建物の保護” と ”豊かな空間づくり” を提供していると同時に

現場の安全意識と創意工夫と絶え間ない努力が、『明るい日本』 を創造しています。





2018.06.20  | カテゴリー:建築日誌

カレンダー

2018年12月
« 7月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

最近のコメント

アーカイブ

ページ先頭へ