お知らせ

このたび、愛媛県立東予高等学校 建設工学科の2年生11名の皆さんをお迎えし、濱﨑組の体験学習を実施しました。当社では、“学校だけでは体験できないリアルな現場の空気”や“職人の技術”に触れてもらうことで、建設業の魅力を知っていただくことを目的にインターンシップを開催しています。

◆まずは濱﨑組の理念講習から

実習の冒頭では、本社2階の研修室にて、当社が大切にしている「人の手でしか生みだせない価値」についてお話ししました。

近年、AI技術が進む一方、建設の現場では人の感性や判断、技術が不可欠です。職人の技術は“人にしか出せない本質的な価値”であり、それこそがAIを超える力になる━。

そんな濱﨑組のものづくりの想いに触れ、生徒さんたちも真剣に耳を傾けてくれました。

◆左官研修でリアルな「ものづくり」を体験

講習後は技能センターへ移動し、実際に左官の体験学習を行いました。

職業訓練指導員であり「現代の名工」でもある松岡によるレクチャーのもと、左官の基本から実際の作業まで体験してもらいました。

今回参加してくれた生徒さんの中には、すでに左官技能士3級を取得している方が3名おり、床を塗る3級試験とは異なる壁や柱の施工にも挑戦しました。使用した材料は、道後温泉の壁にも使われている繊維質の塗り材。扱いが難しく、最初はコテさばきに苦戦する姿も見られましたが、時間が経つにつれ徐々にコツをつかみ、表情も真剣そのもの。

「難しいけれど、すごく面白い！！」という声も聞こえ、技に向き合う姿勢から大きな成長が感じられる体験となりました。

今回のインターンシップは、生徒さんに建設業の魅力を知っていただくための取り組みでもありますが、同時に、若い世代の視点に触れることで、私たち自身にとっても学びのある貴重な時間となりました。若い学生さんと、ベテランの職人が交流することで、仕事への理解が深まり、改めてものづくりの価値を実感できた一日でした。

参加された生徒さんにとって、この経験が今後の学び舎進路選択の参考になれば幸いです。

◆濱﨑組ではインターンシップを随時受付中

当社では、会社見学や現場インターンシップを随時受け付けています。

建設業に興味もある学生さん・先生方はどうぞお気軽にお問合せください！