外断熱と内断熱の違い
外断熱とは、建物全体を外側から断熱材で包み込む工法です。室内空間と構造体の間に温度差が生じにくく、結露を抑える効果があります。
一方、内断熱は、柱や壁の内側に断熱材を充填する一般的な工法です。施工が比較的簡単でコストも抑えられますが、外断熱に比べて断熱効果が限定的な場合もあります。上記の理由から濱﨑組では、エネルギー効率に優れ、冷暖房コストの削減にもつながる外断熱の使用を推進しています。

Sto外断熱システム
「シュトーサーモクラシック」
環境先進国ドイツで考えられた透湿理論に基づいた湿式工法。通気層を必要としない画期的な外張り断熱システムです。RC造(鉄筋コンクリート造)、S造(鉄骨造、ALC面)木造など、さまざまな構造に適用可能です。軽量で建物に負荷をかけず、従来工法とは比較にならない高気密・高断熱を実現。一年中快適な室内環境を実現します。

- ❶接着材:Sto-ADH-B
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プレミックスセメントアクリル樹脂系接着材。
有機、無機質、非弾力性下地等への高い接着性があります。 - ❷断熱材:Sto EPSボード(JIS A 9521)
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ビーズ法ポリスチレンフォーム保温板。
自己消火性があり、フロンを使わない材質です。
熱伝導率0.038W/m•K - ❸ベースコート:Stoアーマットクラシックプラス
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セメントフリーの有機質ベースコート。
すぐ作業ができ、弾力性と耐候性に優れています。 - ❹補強メッシュ:Sto グラスファイバーメッシュF
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耐アルカリコーティングされたグラスファイパーメッシュ。
簡単に施工ができ、高い耐衝撃性と耐亀裂性が得られます。 - ❺トップコート:StoリットStoロータサン
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セメントフリーの有機質仕上プラスター。
高弾性、高耐候性で汚れにくく、StoColorSystemで着色が可能です。
優れた3つの特長
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1.微小多孔性透湿構造
- 水は通さないが湿気は通す(透湿性)、微細な穴の空いた構造で、通気性と防水性を両立。結露を抑制して建材の劣化を防ぎ、壁内の湿気を効率的に放出します。
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2.耐衝撃性
- セメント質構成や混合構成に比べて格段に高い耐衝撃性を持っていることから、外壁表面の保護性能が非常に高く丈夫です。
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3.高い弾性と耐亀裂性
- 一般的な外壁仕上げ材に比べて約6〜10倍のひずみに耐えることができるため、地震や温度変化、乾燥収縮などによるクラック(ひび割れ)を大幅に抑制できます。

継ぎ目のない美しい仕上がりと多彩なカラーで、デザイン性を高めます。 トップコートの超撥水性外装仕上げ材「シュトーロータサン」は、ハスの葉効果で汚れを寄せ付けません。外壁の美観を長く保ち、メンテナンスコストも抑えられるため、耐久性・経済性の両面で優れています。