Wooden buildings
環境共生型木造建築

耐震構法SE構法とは?
What is the SE construction method?
構造計算に基づきラーメン構造を木造で実現。強い接合部とラーメン構造で耐震性と自由な設計を両立できる、株式会社エヌ・シー・エヌが独自開発した耐震工法です。
2025年4月1日新たな構造評定を取得し、適用範囲の拡大・性能強化による設計自由度の拡大を実現しました。
SE構法で施工できる建物の規模
階高 | 6.0メートル |
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最大スパン | 制限無し |
最高高さ | 0メートル |
延べ面積 | 制限無し |
階数 | 5階建以下 |
POINT 1
「G-BOARD」の採用と「TN釘」の開発により
高耐力壁と大空間の両立


- 01 G-BOARD
-
従来の構造用合板より剛性が高く、地震時の建物変形を大幅に軽減。
木質廃材を主な原料としてEPD認証※を取得した工場で製造され、他の面材と比較しても面内せん断の性能が高いことが特徴です。主に建築解体材などの木質廃棄物を原料として100%リサイクルされており、環境負荷軽減に貢献する製品です。
※EPD認証:Environmental Product Declarationの略称。日本語では環境製品宣言。製品・サービスのライフサイクル全体の環境情報を定量的に算出し、第三者検証により透明性と信頼性高く見える化された仕組みのことを指します。 - 02 TN(Tough Nail)釘
- 「G-BOARD」の性能を最大限に発揮するため「TN(Tough Nail)釘」を開発。
POINT 2
強度が確保された構造用集成材

SE構法では、一定の強度が確保された精度の高い構造用集成材を採用しています。集成材を構成する板一枚一枚の強度から検査しており、使用する接着剤も高い強度と耐久性を実験で確認。さらに、ホルムアルデヒドの放散量がほとんどないJASで認められた「F ☆☆☆☆」等級の安全な集成材のみを使用しています。

180㎜角の部材を標準化することで、スムーズな設計や施工を実現しました。
防火基準に適合した燃えしろ設計。
木は表面が炭化すれば内部まで燃え進むことがなく、燃えると想定される寸法を考慮して構造計算することで、万が一の場合も木材が燃えて建物が倒壊することを防ぎます。
POINT 3
接合強度の高いSボルトとSE金物

Sボルトは従来の金物工法の欠点を克服するために開発された特殊なボルトです。表面に凸凹加工を施し、木材にねじ込むことで引張剛性を格段に向上させています。その強度は、表面に加工を施していない一般的なボルトの約2倍で、経年変化によるゆるみや引き抜き力にも効果を発揮。SボルトとSE金物の組み合わせによって、木造によるラーメン構造を実現しています。

中大規模木造の施工実績
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