たびたびご紹介していますが、道後温泉本館の修復工事、今回は材料のお話です。
10月20日、何にやら倉庫の方から磯(海)の香りが漂い、行ってみるとアツアツの寸胴の中にネバネバした黒い液体が。
炊き出しでもしているのかと思ったらどうやら違うみたい。
話を聞くとことによると、本館の壁に塗る材料の漆喰(しっくい)を作っているとのこと。
漆喰は知っているけど、どのように作るのかは…早速、調べてみました。詳しくは他の材料メーカーさん等のホームページに書いてあるので、今回は大まかに紹介。
漆喰は ①消石灰 ②すさ ③糊 が原料。
順番が逆ですが、まずは③の糊から。保水性を高めて塗るときに乾燥しにくいようにする材料です。
「銀杏草」草と言っても海藻のようで、冒頭の写真のように寸胴鍋で煮込んで糊状にします。昆布などのネバネバ成分と同じですね。












