平成30年秋から今春にかけて、某所にて国の重要文化財の補修工事を行なっています。
建物の性質上、詳細はご紹介できませんが、左官工事の手元だけ少しだけ・・・

天井の漆喰工事なのですが、このような昔ながらの工法の施工は、左官職人さんの高齢化もあり、
現在も、そして将来においても補修工事、改修工事共に難しくなっています。
日本の国宝や重要文化財。 これからも大切な観光資源にもなりますが、
何よりもそれをつくっている技能者(職人さん)、技術者がいなくなっています。
今後も絶対に残していかなければいけないもの・・・があると思うのです。
以前『 コンクリートから人へ 』とのスローガンで公共工事を削減!といった時期がありました。
その時にたくさんの建築大工や左官・・・といった技能者(職人さん)が業界から去って、引退、退職していきました。
一度途絶えてしまった技能は戻らないのです。
濱﨑組では、今後もこのような技能が残せるように・・・技能工(職人さん)を次世代に残すために努力しています。
一企業が努力しても限界があります・・・
公共工事は税金ですので予算や入札・・・いろいろクリアしなければならない事もあります。
しかし、全国的にもこの世代で終わらせてはいけない、技能、技術はあると思うのです。













