社屋整備事業も・・・いよいよ最終章!!!

濱﨑組の創立50周年記念事業としてスタートした社屋の整備事業もいよいよ最終章となり、

しんがりは(仮称)研修センターの改修工事です。img_2900

 社内の研修施設は今回で四代目となります。

初代は、会社から5分ほどの場所に一気に30人が壁塗りの練習が出来る施設・・・

二代目は、お隣の賃貸物件の一階をお借りして、初代+柱+梁の練習が出来る施設・・・

三代目は、会社の敷地内に・・・架台の内容をその度に吟味しながら・・・

施工の難度も上げて・・・発展させてきました・・・

そして四代目は・・・それは秘密です!(笑)

完成してからのお楽しみ・・・

 旧本社社屋の建物を利用して、学科から実技・・・左官の練習施設から、

建築の総合仕上げの担い手確保・育成の拠点になれるように

将来にわたり多目的に活用できるようにと考えています。

もちろん架台の作成も自社で施工です・・・%e7%a4%be%e5%86%85%e7%a0%94%e4%bf%ae%e3%82%bb%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%83%bc%ef%bc%90

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1年生、2年生・・・10代、20代の若年技能者を育てながらの改修工事です!

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床のコンクリート押え・・・打設・・・レベル取り・・・定木摺り・・・

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機械ごてで円盤を回し、鏝で仕上げる・・・

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・・・アンカー打ち、鉄筋組み、レンガ積み、ブロック積み・・・

と進めていきます。これも全て技能向上に直接繋がっていきます・・・

 現代の名工の松岡氏や一級技能士や技能優秀賞をもった先輩に指導してもらいながら、

繋がる!繋がる!必ず繋がる!・・・携帯電話ではありませんよ!(笑)

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技能継承・後継者育成・担い手育成・・・

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左官工事の古来工法から現代のコンクリート工事まで

以前は沢山の職人さんがいた、ブロック積みでさえいなくなりつつあります。

原因は生活が出来なくなる位の施工単価下落です。

引き継いでいかなければならない技能は沢山あるのです!

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私の悪い癖ですが・・・ここで今回も四方山話・・・

先日、家内と真珠のネックレスを見に行きました。

真珠養殖の世界でも技術者育成、継承に苦戦しているようで、

小さな真珠をつくる場合、阿古屋貝に核を同時に二個入れる技術があるらしいのですが、

その技術を持っているのは、ほとんどが60歳以上となってしまい後継者がいないそうです。

本当に残念な事です!

世界最高の品質を誇る日本の真珠養殖の技術もあと数年で消える可能性があります。

原因は、近隣(もう想像がつきますよね!)の国の過剰生産による価格の暴落、

品質は悪いがお客様は安いもので妥協?満足?してしまうそうです。

で・・・日本企業は対抗できず、

お決まりの賃金安と労働環境の悪さで若者の入職がない事・・・がっかりです。

近年、労働力不足になるとすぐに海外技能研修生・実習生にはしる事業所が多い様です。

しかし、数年で帰国する人達に日本の世界最高レベルの技能を・技術を奪われ・・・

帰国後は競争相手となり、

某国は・・・これはもともと自分達の独自技術!、

日本から学んでいない!

日本こそ真似をしている!と言われ・・・

ますます価格暴落・・・

そろそろ日本人も本気で・・・真剣に・・・お人好しはやめなければ・・・

ちゃんとした日本人を継承者として地道に育てましょう!まだ間に合います!

頑張れ!真珠養殖!がんばれ宇和島!

どの業界も担い手育成もこれからの5年で勝ち組、負け組がはっきりします・・・

勇気をもって!勝負です!自ら打ち込め!

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負けるな日本!頑張ろう日本!です。

2016.09.17  | カテゴリー:ハマサキ便り