道後温泉本館『ラッピングアート完成記念発表会』
令和元年7月19日(金)
7年半かけての保存修理中の道後温泉本館の工事用の素屋根が設置され、
『 火の鳥 』のラッピングアートがお披露目されました。
1894年に完工された木造3階建ての公衆浴場、
125年目にあたる今年1月15日、保存修理が始まりました。
発表会は、沢山の関係者や観光客に囲まれ、
和太鼓の特別パフォーマンスや
お笑い芸人の友近さんも参加して盛大に行われました。
当社も保存改修工事には、左官工事で貢献しています。
発表会の後は、左官工事を担当している 松岡弘二さん と 吉村静流さん が、
緊張の中、沢山のマスコミに囲まれての現地説明会となりました。(KT)
【建築日誌】Mマンション足場解体!
令和元年7月18日
松山市内で昨年から施工していましたMマンションが、外壁工事が終了し足場解体となりました。
10階建てともなると、最上階にのぼり下を見ると私などは足がすくむのですが・・・
足場鳶さんは、平気な顔してどんどん手順よく解体していきます・・・
今回は、3日間かけての解体!
ビル建築では、足場を組み立てる時よりも、解体する方が難しく、
墜落のリスクも高く全国でも多くの墜落死亡災害が発生しています。
現場監督、鳶さん、運搬業者一体となっての作業、今回も無災害で解体する事が出来ました。
今後は、内部の最終仕上げ工事の追い込み・・・最終の完工まで・・・ご安全に!(KT)
【教育日誌】大工の育成!
令和元年7月某日・・・松山市内の住宅現場の上棟です!
今春、社員大工として入社してきた2名・・・
我社の期待の星です!目がキラキラしています・・・
ベテラン大工さんに混じり、玉掛に柱建て、金具の仮止めと奮闘中です!
40年前には全国で100万人(宮大工+造作大工+型枠大工)いたと言われている大工さん・・・
平成の20年代には30万人台まで減少したと言われています。
平均年齢も当時は30歳代後半・・・威勢の良い、活気のある現場が想像出来ます。
・・・そして令和の今は、平均年齢58歳、実際は60歳以上と言われています。
(データはいろいろありますが・・・笑!)
正に、10代20歳代の大工さんは 『 国の宝 』 だと思います。
もう10年も経てば、新築、リフォームも災害復旧も・・・
大工がいなので「 半年待ち・・・1年待ち・・・出来ません!? 」そんな時代が近づいています。
未だ世間を見ていると、『 ものづくり 』とは売り文句で、紙面上やPC上で創造企業・・・と宣伝し、
実際の『 ものづくり 』は丸投げ、下請け任せ・・・
本来の建築仕事は???右から左へ契約、お金だけ動き・・・
それをマスコミは、優良企業、成長企業、成功者の様に流しています。
そして、故障、施工不良があれば下請けの責任!?・・・皆もういい加減に気づかなければと思うのです。
我々濱﨑グループは、今迄もこれからも建設会社の責任として、又義務として・・・本物追求
しっかりとした建築人財(建築大工、左官工、内装仕上げ工)の確保・育成を続けています!(KT)
【左官工法】次世代洗い出し工法(MACHIYA SERECT)
令和元年7月某日・・・愛媛県内の某現場にて、
次世代の洗い出し工法に、菅優也主任が取り組んでいましたので現場にお邪魔しました。
古くからある左官工法の一つ「人造石(天然石)洗い出し仕上げ」。
在来工法の確かな仕上がりと石を塗り固めた丈夫な仕上がりが魅力ですが、
昔ながらの工法では、大量の洗い水が発生する事から、
設計段階では採用されていても現場で対応できない事があり、工法の変更を余儀なくされていました。
しかし、現代風にアレンジした洗い出し仕上げは人気があります。
その対応策として、今回の施工にチャレンジしてみました。
種石とセメント・石灰等を混ぜ、塗り付け、鏝でしっかり伏せこみます。
セメントが硬化する前に表面のセメント分を洗い出し、中の骨材を表した仕上げです。
セメントの色と種石の組み合わせによりバリエーションのある仕上げです。
洗い出す工程は刷毛やスポンジで拭き取ることもでき、現在では現場を汚すこともありません(KT)
梶田高弘展開催!!
令和元年7月10日(水)より7月15日(月)(午前9時から午後6時)まで
国重要文化財 萬翠荘の一階にて
愛媛県左官組合連合会の会長 梶田高弘氏が 左官職人が作るアート作品展を開催しています。
最近、テレビ番組で日本の伝統建築、宮大工や左官職人が取り上げられ、
日本の『 職人 』の精密な技法と日本の建築技術の素晴らしさなどが紹介されています。
明日へ伝える 『 職人の技 』・・・
私は、後世に必ず伝えなければいけない・・・『 職人の技 』と考えています。
今回は、土壁、洗い出し、研ぎ出し、掻き落とし、擬岩などなど・・・
梶田氏の200点以上ある作品の中から 『 土 壁 』 に絞った展示となっています。
お時間が許す方・・・許さない方も(笑)ご来場ください。
せっかくですので是非・・・生でご鑑賞を!
楽しみがなくなってはいけませんので、写真はボケボケにしておきました(笑)
土壁・・・最近の住宅建材、工業化学製品と違い、野に放てば自然に帰る・・・
そして、健康に良い自然素材です。大切にしたいものです!(KT)
内装も頑張っているよ
どうしても左官や元請け部門の話題が多いハマサキ便り。
そこで今回は内装部門の研修の様子をお伝えしたいと思います。
左官と同じく内装も技能検定があり、今年は入社3年目の2人が壁装作業の2級にチャレンジしました。
普段は店舗や住宅の内装の仕事をしている彼らですが、検定の課題は普段の仕事とは勝手が違うものもあり、なかなか難しいようです。
そのため仕事の合間を縫って、当社の研修センターで、既に資格を取得している先輩社員に指導してもらい壁紙を貼る特訓を重ね…7月7日に実技試験を受けました。
結果の方は??? なんとか時間内にはできたみたいです。
学科は9月の予定。学科も気を抜かずに頑張ってね!(S)
3ヶ月後の研修生の いま
愛媛もようやく梅雨入りし、気が付いたら2019年がもう半分過ぎて行ってしまいました。歳をとると時が過ぎるのが早いです。。。
皆さん今年の目標の進捗はいかがでしょうか…
それはさておき、4月に入社した研修生も入社して早3ヶ月経過しました。
今回は「研修生のいま」と題し、6人の研修生の今の状況をお伝えしたいと思います。
●左官の3人は富士研修訓練センターで研修中
左官研修は土壁からコンクリ等いよいよ実践的な内容に入り、今月12日には長かった研修を終えて現場配属になる予定です。
●建築大工の2人はそれぞれ大工の師匠について、住宅の施工で毎日忙しい日々を送っています。
本日は上棟があったので、現在の現場を離れ久しぶりに同じ現場で、棟上げの手伝いです。
屋外の作業ですが暑さに負けずに頑張っていました。
●現場監督の方は8月末竣工予定の松山市内のマンションの現場で先輩社員について勉強中です。
本日はお施主さまにより良いものをお渡しできるように、内装工事の仕上げをチェックしていました。
6人共に毎日新しいことを学んで、楽しい日々を送っているようです。
仕事が楽しいって大切ですね。(S)
【教育日誌】松山工業高等学校生の出前授業スタート
令和元年6月19日・21日
松山工業高等学校の2年生、3年生が放課後、当社の研修センターに集まってきます。
今年度は、左官技能検定の出前授業としては、過去最多・・・総勢11名で出前授業がスタートしました。
講師は、『 現代の名工 』の 松岡弘志氏・・・愛媛マイスターでもあります。
※プライバシー保護の為、画像は加工させていただきました。
まずは、左官三級の課題を確認して、DVDで作業手順を覚えます。
次に道具の名前や取り扱い方を学び・・・
第一工程の墨出しからです・・・ 1mmを競う技能検定・・・寸法の出し方墨だしを間違えると、
後でどんなに綺麗に塗り付けても、減点になってしまいますので大変重要な工程でもあります。
検定本番まであと1か月・・・全員合格目指して!頑張れ!・・・松工生!
【建築日誌】松山工業高等学校へ寄附活動
令和元年6月14日(金)松山工業高等学校へ・・・
技能検定受検の為の道具・工具一式を『 学校教育活動充実備品 』として寄附させていただきました。
お忙しい中、校長先生・教頭先生・生徒代表・建築科の先生方々にお集りいただき・・・
弊社の為に贈呈式の場をつくっていただきました。感謝いたします!
生徒代表のT君・・・しっかりと自分の言葉で感謝の気持ちを挨拶にしていただきました。
本当に良かった!定型の文章でなく、先生の加筆もない・・・いい挨拶でした!
左官三級技能検定・・・建築大工や鉄筋、配管など他職種の三級技能検定の実施状況をみて、
愛媛県でも『 左官三級技能検定 』が実施出来ないか相談。手探りの中、打合せを始めたのが平成20年・・・
2年後の平成22年、愛媛県、愛媛県職業能力開発協会、愛媛県左官業連合会他、沢山の皆様のご協力で、
四国で初めての左官三級技能検定が実施されました。早いもので、7月21日で10年連続の10回目となります。
当初は、前例がない!左官3級など価値がない!高校生が技能士?誰が教えるのか?費用はどうするのか!?
懐疑的な意見があり、多く方の理解を得る事は難しいと思われ(苦笑)・・・初回の受検者は、当社の社員6名でした。
しかし、6年目に10名を超え、高校生や他社の方も3級から受検するようになり・・・
10回目の今年は、3級だけで30名の受検となります(受検架台が足りない!など想定外の悲鳴です!)